lundi 19 mai 2008

正しい言葉遣い

世界中、総ての国で言語の「正しい言葉遣い」ということがあるだろう。但し、この「正しい言葉遣い」とはきっと人々によって、意味や定義が変わるだろう。つまり、これは一概に言葉の正用という訳ではない。従って、これはどういうことだろうか。
さて、伝統主義者の意見によれば、言葉の正しい使い方は辞書に書いてある定義である。それは、大部分フランス語の保存と純化のためのアカデミー・フランセーズによって、辞書に新しい言葉の記入が決められているということである。つまり、伝統主義者にとって、「正しい言葉遣い」とは辞書の言葉の定義、また文法的に正しい慣用であるだろう。しかし、この見方は少し狭くて、言語の変化や流行語、また古い言葉の慣用の消滅をあまり考慮することなく、いわゆる「正しい言葉遣い」を一生懸命守ろうとしている。
言葉の意味や慣用は明白に年を通じて変化しているだろう。即ち、百年前と比較したら、ずいぶん変わってきた。確かに、周期的にアカデミー・フランセーズなどが新語や新しい言葉の使い方を認め、辞書に記入するが、記入される前には正式な言葉として認められていない。つまり、殆どの流行語や隠語とネット語などは公式の存在はない。しかし、日常の人間関係を通して、それは最も使われている言葉遣いであるだろう。例えば、フランスでの若者はよく「verslen」という逆語で会話する。簡単な例を挙げれば「merci」は「cimer」になり、また警察を親しい言葉で指定する「flic」の言葉は音も形も変わって、一見関係なさそうな「keuf」になる。また、ネット語なら、本当の言葉の書き方が消えて、短くするために音で書こうとする。例えば、フランス語の「salut, tu viens à la maison demain ?」はネット語で「slt, tu vi1 ala mézon 2m1 ?」になったり、英語の「I will see her tonight to talk about your problem」は「I’ll c her 2nite 2 tlk abt ur pb」になったり、字の音でどの言葉かが分かるようになる。
そして、言葉の誤用が正用として定着したもののなかに、外来語がある。確かに、元の意味を持って、使われている外来語もあるが、多くのものは意味
が異なっている。日本人は外来語を使用するのが好きで、色々な国から来ている言葉が日常的に用いられている。例えば、英語の「fork」はカタカナで「フォーク」で、元々の意味を持ち、ドイツ語の「arbeit」の場合は意味が異なる。実際、ドイツ語で「arbeit」は「仕事や働く」と言う意味で、日本語の「アルバイト」は「パートタイム」と言う意味を持つ。
このように、色々な言葉遣いがある以上、この使い方は正しい、これはだめとは 客観的に言えるのか。言語をならうため、また丁寧な言語ができるために規範に従うことはもちろん重要である以上、最も基本的なことは他の人間とコミュニケーションをすることではないのか。相手の気持ちや思想などを理解するのは言語の目標ではないのか。だから、その目的が達成できれば、それは「正しい言葉遣い」というものであるだろう。

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