ヴァンサン・プティガ
イギリス全国で千人の大学生の無作為に抽出された対象に「どうしてこの大学を選択したのか」という質問をした調査の結果。このアンケ一トでは三つの理由が選ばれた。
一番多かった答えは「大学の場所」になった。具体的に言うと、6割の大学生が大学を選択する時大学が近いか、遠いか、いい所にあるかをよく調べる。しかし、「大学の場所」と言うのは、必ずしも家の近くと言う訳ではない。実際、そういう理由は2割に満たない。
そして、二番目の主な理由は「大学の評判」と「好きな学習課程があるかどうか」がほぼ40% ずつになる。しかし、「大学の評判」(University’s reputation)は「学習課程の評判」(course reputation) の二倍。つまり、「大学の評判」の方が大切だろう。
イギリス人の大学生はよくパ一ティ一をしたり、お酒を飲んだりすると思われていて、やはり「安い学費や物価」より「楽しい社交生活や夜の娯楽」などの方が大学を選ぶ時大切と思っている。それは、述べられた順に14% と一割をわずかに上回った。
そして、「高い大学の基準」と「入学の必要条件」(大学の受け入れ基準)と仕事の見通しと「open days」に加え、その理由の割合が三割以下しか占めない。又、「友達や恋人に近い大学だから」を選んだのは思ったほど多くなかった。5% だけになる。そして、よく家族や友達の勧めで選択した人は2% しかない。それで、イギリス人はすごく自由に決める事が出来るのだろう。
以上、このアンケ一トで、このような結果が出て来た。面白いのと意外な特徴が見られたが、その傾向を確認するために、毎年、多数の対象が必要だろう。しかし、イギリス人の大学生の大学を選ぶ事に対する態度が少し分かるようになったかも知れない。